病院前外傷患者への観察・処置法 (全1巻) (78分)
■ 原案監修:田中 秀治(国士舘大学大学院 救急救命システムコース 教授)/
安田 康晴(国士舘大学大学院 救急救命システムコース 講師)


JPTEC協会非公認なれど非常に高い完成度です。
JPTECプロバイダー受験者はもちろん、インストラクターの皆様にもおススメです。
<サンプル画像>
トラウマバイパスとは、ロード&ゴーの適応の患者さんを搬送中に治療を続けながら近くの医療機関を素通りして外傷センター(高度救命センター)に搬送することであり、受傷後から決定的な治療の開始を短縮させるために生まれた概念
受傷後最初の10分はプラチナタイムと呼ばれており、極めて短時間内に現場の状況を把握し、傷病者の重症度を判断し、適切な処置を行い医療機関に搬送しなければならない。
生命維持に関係の無い部位の処置を省略し、生命維持に必要な処置のみ行って、一刻も早く外傷専門医の医療機関に搬送するための判断
     <初期評価>

声のかけ方、頭部保持の重要性 etc

わかってるけど、実際にやってみるとこれがまた難しいんですよね。
      <全身観察>

急速に生命を脅かす病態を迅速に見つけ出す観察です。流れに乗れば覚えられるのですが、訓練が必要ですね。
    <車内活動>

病院選定とファーストコール、そして継続観察ですね。

GUMBA、SAMPLE・・・
順番に首尾よく覚えましょう!!
  <車外救出活動>

これは、体験しておきたい。
決して非日常ではありません。医療従事者なら知っておくべきだと自分で体験して感じました。
  <3辺テーピング>

なるほどって感じです。ちゃんと根拠があるんですね。DVDには、他の処置も載っていますし、「間違えた例」も載っています。本当にいいDVDだと思います。
<内容>
・外傷現場活動の概念

・現場活動
 初期評価
 全身観察
  不適切な例

・車内活動

・外傷処置のスキル
 ニュートラル位
 気道管理
 頚椎カラーの装着
 ログロール・全脊柱固定
 ヘルメットの脱がせ方
 車外救出
 緊急処置

<全体の評価>

JPTEC協議会の認定のDVDではないにしろ、完成度は非常に高い。
実際の試験には、いわゆる「シナリオ」が出てきますが、こちらのDVDは、さまざまなシナリオに対する訓練はできないものの、基本的な技術や知識はほとんど習得できる。特に、根拠についても述べられているので筆記試験にも大いに役立つ一本です。受験前には見ておきたいですね。

想定(シナリオ)集も欲しいと思わせる完成度の高い作品です。

おススメ。
合わせて買おう!